たとえば、年収が600万円なら、貸金業者(主に消費者金融)からは200万まで借りられるということになります。
この人が、合計5社からキャッシングしているとして、A社70万、B社35万、C社40万、D社30万、E社25万、合計で200万円ですが、これ以降、新規の申し込みをしても、どこにも門前払いのように断られるのです。また、クレジットカードのキャッシング枠があれば停止されたりします。
ただし、例外があります。貸金業者でも、これら借金を一本化するための「おまとめローン」なら、例外として、貸してもらうことが出来るのです。
その他、必要な医療費のためのローンなど、3分の1の総量規制に含まれない例外はいくつかありますし、住宅や車のローンも総量規制からは除外されているので、極端な規制とは言えません。
金融機関の独断で無責任に貸し、消費者を結果的に追い込むようなことを避けるためといえるでしょう。
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